6年に渡る海外でのガイド経験を活かし、 海外のお客様中心に石垣の海をご案内しています
Viking Scuba Kabira/バイキングスクーバカビラ
代表/インストラクター
豊島 正史
Toyoshima Masashi
タイで始めたダイビングが元会社員だった私の人生を大きく変えました
元々は会社員として働いていましたが、それまで海外旅行の経験がなく「海外に行ってみたい」と思い立ち24歳のときにバックパッカーとして旅行を始めました。
一つ目の国、タイを旅していたときに、現地にいた日本人に「やることないならダイビングやってみたら?」と誘われてその場で申し込み、始めたのがダイビングに出会ったきっかけです。初めてのダイビングは、呼吸をしたり、海中を漂ったりする感覚がただただ楽しかった、という印象が残っています。
その後、ダイビングショップで働くことになり、タイだけではなくインドネシアや、ワーキングホリデーの制度でオーストラリアにも行ったのですが、海外で働くにはビザの取得が大変で日本への帰国を決めました。
石垣島の海の綺麗さやコミュニティの居心地の良さに惹かれ移住しました
タイでの初めてのダイビングから6年、日本では潜ったことがなかったので、日本の南から居住地を探そうと気軽な気持ちで石垣島の求人を探しました。すると求人の中に英語を活かせるガイドの募集があったのでそれをご縁にタイのダイビングショップで働いていた時に出会った妻と石垣島に来ました。当初から石垣島に移住を決めた、というよりもまずはどういう島か様子を見てから移住をするか考えよう思っていました。
石垣島の海で経験を積むほどに海の綺麗さとサンゴの種類の豊富さに感動し、島自体も小さな集落でコミュニティの雰囲気が良く、自然が豊富なところが夫婦に合っていたので2人で納得し拠点にすることを決めました。
石垣島にダイビングを楽しみにくるお客様の中で有名なのはマンタですがそれ以外の地形や生物も豊富で、どこに行っても楽しめるのが石垣島のダイビングの凄さです。
独立以前から描いていたショップのイメージを今は形作れていると思います
オーストラリアから石垣島にきて、4年ほど地元のダイビングショップで働いたのち、2016年にバイキングスクーバを開業しました。元々、「独立したらインストラクター1人に対してお客様は少人数でツアーにご案内して、ゆっくりとした時間を過ごしてもらえるようなショップを作りたい」というイメージがあり、働いていたダイビングショップで修行をさせていただいたのちに独立をしました。今は当時思い描いていたショップのイメージが形作れていると思います。
バイキングスクーバを開業する以前からお世話になっている方で、柳沢さんという方がいます。ショップのある川平地区にいらっしゃる方で、開業後も色々とアドバイスをいただきました。特にボートに関してエンジンのノウハウや、パーツの交換、メンテナンスの仕方など多くのことを教わり、今安全にツアーに出られているのも柳沢さんの教えがあってのことです。
今後はよりショップの設備などもグレードアップしてダイビング中はもちろん、ダイビングの前後もお客様に快適に過ごしてもらえるようにしたいと考えています。
2本潜っても13時には解散できる手軽さもバイキンスクーバツアーの人気の秘密です
ショップの名前は妻の出身のスウェーデンの言葉で「海の男」という意味の「バイキング」という単語を利用しました。
ショップは日本人のお客様ももちろん来てくださるのですが、欧米や欧州からのお客様が8割を占めており、海外で6年間インストラクターとして働いていた経験が活かせています。国籍関係なく、みなさん石垣島にはマンタを希望して来られており、バイキングスクーバのメイン商品もマンタを見に行くファンダイビングや体験ダイビングを提供することが多いです。英語でのお客様対応や、インストラクター1人に対し少人数のお客様でツアーをご案内するサービスに満足してくれて、海外からのお客様もリピートしてくれています。
ショップは石垣島の北西部に位置する川平という地域にあり、川平湾のすぐ近くから自社船にて出航します。マンタのいるダイビングポイントまでは市街地からだと一時間かかるところを川平湾からだと船に乗って15分ほどで到着するので、2本ダイビングを潜っても13時頃に解散できます。丸一日ダイビングで潰されることがないので午後に石垣島観光の時間に充てたり、離島に遊びに行ったりすることができるのもお客様には好評です。
少人数制はお客様の不安に対し個々に対応し配慮できるのが良いところです
インストラクター1人に対し少人数のお客様で対応するので、お客様との関わりも自然と濃いものになります。例えば、初めての体験ダイビングだと不安に思う方も多いです。少人数での対応だと、不安を持っている方に対して少しでも安心してもらえるように一人一人にお声かけをすることができます。細かなところまで目を配り配慮ができるので、お客様のリクエストに応えられるのも少人数制のサービスの良いところです。
また、ショップに初めてくる方は、ショップがどのようなダイビングポイントに潜るのか不安に思う方もいらっしゃいます。「ダイビング経験浅いけれど大丈夫かな」という方も、バイキングスクーバがメインで潜る川平では一気に深くなるような場所や、流れがあるような場所も少ないので、経験が少ない方や、グループ内でダイビングレベルが異なる場合でも一緒にダイビングを楽しむことができます。
石垣島に来て11年、まだ実際に見たことのないマクロ生物もたくさんいます
私は小さい海中生物を見る「マクロダイビング」が好きなのですが、石垣島でもマクロを存分に楽しめます。石垣島に来て11年経ちますが、知り合いの写真でしか見たことがないマクロ生物もまだまだたくさんいます。
マクロダイビングを好きになったのは、インストラクターになる前のダイブマスター時代に一緒に潜っていた友人と「大きい生物は誰でも見つけられるけど小さい生き物は技術も必要だしやっぱりマクロだよね」という話になってからです。また、マクロ生物を探す以外にも、ダイビング中にのんびり海中に漂うのも好きです。マンタポイントでマンタを待ちながらぼーっと呼吸や泡の音を聞いている時間も苦ではありません。
日本語でも英語でも石垣島の楽しいポイントにご案内します
夏は川平のダイビングポイントを中心に潜ります。有名なのは米原Wリーフというポイントで、水深も深すぎずサンゴや生物が綺麗に見られます。他にも川平にはトンネルなどの地形を楽しめる荒川Wアーチ、荒川ロックレイクというポイントや、ウミガメによく会えるポイントなどがあります。
川平はポイントが多いので遊び方も無数です。冬の時期は石垣島の西にある大崎というダイビングポイントで潜ります。このポイントはコブシメという大きなイカがサンゴの隙間に足を入れそこに産卵する様子などが見られます。また、大崎と同じくらいに位置する名蔵湾にも行きます。そのポイントはサンゴがとても綺麗だということです。
石垣島に来てバイキングスクーバを立ち上げ2023年で11年が経ちました。石垣島の楽しめるポイントや、あるいはダイビングの不安も、なんでも聞いていただければ日本語でも英語でもお答えいたしますので、ぜひショップに遊びに来てください。