10年の下積み経験が 10年目のSUNNY SUNNYを支えています
ダイビングサービス・サニーサニー
代表
寺本 晃洋
Teramoto Akihiro
素潜りで遊んでいた日本海と初めてダイビングしたサイパンの海の違いに感動しました
ダイビングを始めたきっかけは、社会人なりたての時に先輩がダイビングのライセンスを取りにサイパンに行くという旅行に連れられて一緒にライセンスを取ったことがきっかけです。
石川県出身で、近くのビーチなどで素潜りはよくしていたのですが、ダイビングは素潜りと違い「水中で呼吸ができる」という感覚に感動したのを覚えています。素潜りをするときは日本海で潜っていたので、サイパンの海で潜った時は海の色の違いやビーチの綺麗さに「こんな海があるんだな」と驚きました。石垣にいる今でもサイパンの海が羨ましいと思う時があります。
サイパンで取得したライセンスが「スクーバダイバー」の資格で、近いうちに更新をしようと半年後に同じ先輩とまたサイパンに行き、オープンウォーターを取得しました。
ライフセーバーの仕事を求めているうちにダイビングショップで働くことになりました
ダイビング業界に入る前は建築の営業をしつつ、海の仕事がしたいとライフセーバーの仕事も同時にしていました。ライフセービングの仕事をメインにしようと計画をしていたのですが、地元では海のシーズンが短いことと働く場所が限られることが判明します。「ライフセービングなら宮古島が良いよ」という紹介を受け、2003年に早速宮古島に行きました。
しかし、聞いていた状況と違い仕事がありません。どうしようかと迷っていた時にふと「ダイビングなら良いのでは」という言葉をいただき、建築関係の仕事から宮古島でダイビング業界にシフトすることになりました。
この時、まだサイパンで取得したオープンウォーターの資格しか持っておらず、インストラクターになるということは考えてもいませんでしたが働きながらライセンスもグレードアップし、気づけば2年間を宮古島のショップで過ごしてインストラクターになっていました。
10年の下積みの中で、ダイビングショップを運営するのに必要な技術を全て学びました
ある時、宮古島から石垣島に行く機会があり、海に潜ると魚の豊富さが宮古島の海とまったく違いました。
昔から魚図鑑を見て楽しむくらい魚が好きだった私は「石垣の海で潜ろう」と決めました。石垣島のダイビングショップさんを紹介してもらい、移住し下積みを始めます。業務について全部できるようになって当たり前だと思っていましたので下積みは10年続きました。タンクチャージや宿も運営していたそのショップで下積み時代に多くのことを学びました。ショップを自分で運営するにあたってやらなくてはいけないことを一通り全部できるようになり、「もう習うことはない!」という状態で辞めることができました。
師匠には島のこと、海のこと、船のことは全て教えていただきました。師匠は70代ですが今も現場に来ているので、仲良くさせていただいております。
独立するにあたって、「本当にショップとして成り立つのか」と不安に思うこともありました。今まで通りのことをすれば大丈夫だろうと思っていたのですが、「今まで通り」を1から作るのも大変です。実際は、慕ってくれていたお客様がショップを探して遊びにきてくれたので不安もすぐなくなりました。
同業者にも頼られる海況判断は、お客様の安全に繋がっています
10年の下積みは安全管理にも生かされています。例えば海況の見極めでいうと、天候を目で見て感じて何が危ないかや、今日の午前中のうちはここのポイントは大丈夫、という判断が最終的には一番大事になります。
無理をしない、見極めをするということが出来ないと、面白くないだけではなくただ危険なダイビングになってしまい、お客様も大変な思いをさせてしまいます。潮の動きなども考慮して船を出せるショップは少ないです。同業者からも「今日はどうする?」という相談を受けることも多々あります。
ショップ自体はせかせかせず、居心地良いゆるさでやっていますが安全のこととなると別です。お客様には「それは危ないですよ」ということを自然に、次回また同じような間違いが起こらないよう伝えています。どれだけ普段仕事をバリバリにこなしている方でも、石垣島に旅行できている方は頭が遊びモードになっています。そのモードを壊さないように、いかに安全に楽しんでもらえるかが大切です。
石垣島の多数あるダイビングポイントはシーズンや状況でガラリと表情を変えます
SUNNY SUNNYがよく行くダイビングポイントは石垣島の大崎エリアです。
生物層が幅広く、シーズンごとに楽しめるのが特徴です。春先はコブシメの産卵シーズンです。幼魚と初夏に増える魚が入り混じっているので夏も味わえるし春も味わえる、生物のグラデーションが楽しい時期です。梅雨が上がってくると冬型の種類が減り、夏の海になっていきます。幼魚が好きなら4月くらい、マンタやワイドが見たいというのであれば冬がおすすめです。
ちなみに僕のおすすめはオールシーズンです。石垣島はダイビングポイントが多いので何度来ても楽しめますしシーズンや条件によっても見え方が変わります。砂地、サンゴ、地形、ワイド、ドリフトポイントなどどんなご要望にも応えることができるほどバリエーションに富んでおり、竹富、黒島、新城、西表、鳩間島の離島にも行きますが、石垣の海とも景色がまた違ってきます。
もしダイビングに来る際は、旅行日数を長めに取るか、シーズンを分けて遊びに来るとより楽しめると思います。
専門店に遜色ないほど広く深く知識があるのでリピーターさんも飽きずに来てくれています
「SUNNY SUNNY」というショップの名前は明るい海を感じる名前をつけたいと思ったのと、2回繰り返したら名前も覚えやすいのではないかということでつけました。
お客様はダイビングの色々な遊び方を知っているベテランの方が多いです。リピーターさんが多く、僕が20年前に石垣島に来た時からずっと遊びに来てくれている方もいます。
SUNNY SUNNYはガチガチなダイビングスタイルではないのでダイビング中の雰囲気も柔らかく、一人でくるお客様も多いのですがお客様同士で繋がって仲良くなっています。お客様も遊び方を知っているので、ドリフトダイビングがしたい、ワイドダイブがしたい、マクロダイブがしたいとご要望をいただきます。ご要望に対しどんなスタイルにも対応でき、季節やその時の環境でアレンジが出来るのでリピーターさんも何度も来てくれるのかなと思います。例えば「マクロ専門」や「ドリフト専門」など何かを専門としているダイビングショップがあるとして、SUNNY SUNNYはその専門店に遜色ないほど広く深く知識がある自信があります。その自信は10年間下積みをしっかりとしたという実績が根拠になっています。
今SUNNY SUNNYにきて楽しんでいる人たちががっかりしないよう、ショップとしてブレずに良い方向に向かっていきたいです。
寺本 晃洋さんが所属する
ダイビングショップ
石垣島/石垣島
ダイビングサービス・サニーサニー
石垣島Diving Service SUNNY SUNNY(ダイビングサービスサニーサニー)は沖縄県の離島石垣島にある小さなダイビングショップです。お客様全員にリラックスして、良い雰囲気で安全に石垣島の海を存分に楽しんで頂きたい。
石垣島Diving Service SUNNY SUNNY(ダイビングサービスサニーサニー)は沖縄県の離島石垣島にある小さなダイビングショップです。お客様全員にリラックスして、良い雰囲気で安全に石垣島の海を存分に楽しんで頂きたい。