説明の時間でさえも楽しんでもらいたい 誰もが気軽に海を楽しめるツアーを考え続けます

marine assist DEMI / マリンアシストデミ

インストラクター

山村 賢志

Yamamura Kenji

土木の施工管理から一転、オーストラリア行きを決めました

ダイビングインストラクターになる前は、大阪で7年ほど土木の施工管理の会社に勤めていました。土木の仕事自体はとても楽しく、先輩たちと飲みに行ったり休みの日は一緒に遊んだりなど楽しく過ごしていたのですが、会社自体はブラックで「いつか絶対会社を辞めてやる」と思いながら過ごしていました。
その時にハマっていたのが、海外にワーホリに行った方のブログです。ブログを見てオーストラリアに行きたいと憧れるようになった矢先に会社が倒産。倒産を機に、29歳でオーストラリア行きを決めます。渡豪する前にオーストラリアの情報を探してる中で、日本人向けのダイビングショップを経営しているハヤトさんという方と出会いました。ハヤトさんはオーストラリアに行く日本人の支援を行っており、ダイビングの最初の資格だけ日本で取っていけばインストラクターの試験に参加させてもらえるという事だったので、まず資格を取りに行きました。初めてのダイビングは、ライセンス講習で白浜でした。水は濁ってましたが、水の中で呼吸ができるという感覚がとても楽しかった記憶があります。

初めてのダイビングショップでの経験が今自分がやりたいことを出来る土台を作ってくれました

その後はオーストラリアに渡り、養成コースをうけインストラクターになることができました。しかし後にビザの期間が終了し、日本に帰ることになります。日本で職を探そうとなった時に、母を昔から担当してくれてる保険屋さんが「うちの娘がダイビングのショップやってるよ」という話を持ってきてくれました。それが沖縄本島の青の洞窟にある「ラピスマリンスポーツ」というショップとの出会いでした。
すぐ働かせてもらう事になり、そこから7年間在籍したのですが、本当に雰囲気の良いショップでした。自分の店のようにやっていいよという感じで、何でもやらせてもらいました。お客さんの配置だったり、スタッフの配置だったり、そういった事を色々と勉強させてもらいました。その経験がベースにあるおかげで、今自分でやりたいことを実現できてると感じます。

山村 賢志さん

トントン拍子で決まった宮古島移住と独立

沖縄に来て7年程働いて仕事のバックボーンができてきた頃、妻が背中を押してくれたものあって独立を決意しました。
ショップの場所をどこにするか本島と離島も含めて考えていた時、宮古島ってどう?っていう話になりました。調べているうちに、宮古島にジェットスターが就航するという話を聞いて、妻と「LCC来るんだったらこれからもっと盛り上がっていくんじゃない?」という話になり、宮古島に視察に行くことに決めました。周りの同業者からは「宮古島に行っても、大変だよ?宮古バブルだし家も決まらないよ?」と多数、反対されました。しかし私も妻も自分の目で見ないと気がすまない性格だったので、行ってみて駄目だったら諦めよう、ぐらいの気持ちで行きました。
ところが、行ってみたら全部トントン拍子で話が進みました。一週間の間に、理想のポイントが見つかり、すぐ近くに今の物件が見つかって、入居できることとなりました。あとは器材を揃える必要があったのですが、それも偶然ショップを辞める知り合いがいて、全ての器材はその方から破格で譲ってもらいました。
後から自分の歩みを見てみると、誰かがレールを用意してたんじゃないかと思うぐらいスムーズに事が進んでいて、本当に良いタイミングで人との出会いがあって、そこでお世話になって更にスキルアップできて、また出会いがあってみたいな事が続いて起こっていたんです。この10年間は自分でもびっくりするようなことが多かったと感じています。

独立を迷った時、後押ししてくれた妻の存在

独立を迷った時、最後のひと押しをしてくれたのは妻でした。あの時は子供の事もあって迷っていたんですが、「絶対今のタイミング逃したらできない」「なんとかなるよ」と妻が背中を押してくれて独立を決めました。もし妻に言われてなかったらまだ独立してなかったと思います。
独立後も事務方だったり精算処理を全て担当してくれ、お客様への接客までやってくれていて、本当にすごく助かってます。そしてこれもすごいなと思う話なのですが、ショップのお客様からの口コミに妻の名前が多く入っている事です。インストラクターが褒められる事は当たり前なのですが、事務方が褒められるのはすごい事だなと思います。表に出てこない裏方が褒められる接客ができてるからこそ、お客様は安心して海を楽しめ、また遊びに来たいと思えるのかと思います。それは凄く私の支えになっています。

ショップ名はオーストラリア時代の妻のあだ名から

マリンアシストデミの名前の由来は、妻の名前からです。妻は「ヒデミ」という名前なのですが、英語で日本語の“ヒ”は発音しづらいので現地での妻のあだ名は「デミ」でした。なのでこれは独立する前からですが、お店をやるなら絶対名前はもらって店名に使うね!なんて話していました。「マリンアシスト」とつけたのは、まず第一にお客様に対して優しいお店にしたいというのが一つ。もう一つが、誰でも気軽にダイビングをできるお店でありたい、という思いでつけました。
私が以前働いていた「ラピス」も初心者専門店で、そこのオーナーさんはお客様にもスタッフにも凄く優しい方でした。私もそうありたくて、優しい店にしようというのを第一に考えました。ほとんどのお客様が、普通の生活がある中で1年に1回やっと休みが取れて、沖縄に来てマリンスポーツをする方ばかり。やり方を忘れていたり、潜るのに不安の方が勝ってしまう方も多いので、そういった方も含めて、皆が安心して潜れるようなお店を作りたかった。でもダイビングだけだと少し寂しいので、「海全般で安心して遊べる環境を作りたい」「マリンをアシストできるようにしたい」という意味を込めて「マリンアシストデミ」という名前にしました。

山村 賢志さん

「2ダイブ連続体験」「ロングビーチ体験」や「水中スクーター」、お客様に楽しんでもらうために作った新ツアー

今は新たなツアーとして、「2ダイブ連続体験ダイビング」「ロングビーチ体験ダイビング」を始めました。というのも1ダイブ30分だと、慣れてきたころに終わってしまって、もうすこし水中世界を楽しみたかった!というお声が多かったからなのです。せっかく何年かに1度、宮古島に来たのに、海まで行ってやり方を覚えて慣れてきた頃に終了というのは寂しいですよね。もっと水中世界を楽しんでいただきたい!ということで、2ダイブ連続ダイビングや60分潜るダイビングコースを作りました。
『2ビーチ連続』は1本目で体を慣らしていただいて、2本目で水中世界を楽しんでいただくコース。『ロングビーチ』は水中に慣れている方で『1ビーチ』や『2ビーチ』ではいくことができないエリアまで入っていくことが出来るコース。現在は「2ダイブ連続コース」「ロングビーチコース」が共に断然人気です。
また、ダイビングの他に、「水中スクーター」も始めました。ダイビングはアクティビティー後、体内窒素の関係で飛行機には乗れません。中には、間違って、飛行機で帰られる前にご予約いただく方もいらっしゃいます。ダイビングが出来ないとなると、落胆される方も多いです。そこで目をつけたのが「水中スクーター」です。これがすごく評判になりました。水中スクーター&シュノーケルとしてセットでツアーに組み込んで、写真も全部プレゼント、ウェットスーツも全部貸し出しでやっています。ダイビングと同じように気軽に海に潜って遊んでいただきたい思いで作りました。せっかく来てくださったのだから。お客様が海を楽しんで、笑顔で帰ってくれたらいいなと思っています。

色々な人が安心して楽しめる体験ダイビングを

マリンアシストデミのダイビングは「ビーチダイビング」というのが、安心感を与える大きなポイントだと思っています。ボートダイビングとなると、皆が終わるまで帰れなかったり、船酔いしても帰れないといったデメリットの部分もあります。なので、前回ボートで大変な思いをされた方が、ビーチダイビングを選んで来てくださるケースが結構あります。
また心がけてる事として、お客様への説明はマスコットキャラクターと接するように楽しんでいただきたいという気分でお話しています。お客様にはその時間ですら楽しんでもらいたい。だから説明の時間も笑えるような話を織り交ぜながら話すようにしようと心がけています。それが初心者の方には喜ばれるのかなと思っています。
たまに家の子供達もいい仕事をしてくれます。子供が最後見送ってくれて嬉しかったと口コミに書いてくれたりする方も多く、アットホームな感じがいいと言ってくれる方がとても多く、嬉しいです。

山村 賢志さん

宮古島特有の石灰石の砂に、光が反射して輝く絶景ポイント

マリンアシストデミでよくご案内させていただくポイントは「イムギャーマリンガーデン」です。宮古の方言で、「イム」が「入江」、「ギャー」が「湧き水」という意味です。サンゴも豊富で、可愛いお魚がたくさんいます。なによりすごく明るいんです。特に宮古島は砂の質が真っ白な石灰石なので、砂地に光が反射する絶景を楽しめます。それは逆に深いダイビングだと味わえない点です。ライセンスをお持ちのお客様もよくいらっしゃいますがイムギャーマリンガーデンに潜ると、その人達から「ボートも楽しいけど・・・ビーチもこんなに明るくて楽しいんですね!ボートのダイビングとはまた違いますね!」とよく言われます。

もっと多くの人に気軽に、本物の海の世界を楽しんでもらいたい

スタッフも満足できて、その満足があるからこそ、お客さんに還元できる!というようなお店を作れたらなと思っています。「今日も仕事か~。。。」みたいな感じではなくて、ニコニコ笑いながら仕事ができるようなショップを目指したいです。
DEMIにいらっしゃるお客様には、海の世界は想像を超えて綺麗なんだということを伝えたいです。私は、水族館というのは理想の海の世界を作ったものだと思っていました。こんな世界があるわけがないと思ってたのですが、それはダイビングを始めて覆されました。むしろ本物の海が元になって水族館が作られたんだなと。だからせっかくダイビングやマリンスポーツをするのなら、その本物の海の世界を見て感動して帰ってほしいです。そのために必要な安全だったりスキルだったり、そういうことは全部marine assist DEMIでアシストさせていただきますので、おまかせくださいね!

山村 賢志さんが所属する
ダイビングショップ

marine assist DEMI / マリンアシストデミ

宮古島/宮古島

marine assist DEMI / マリンアシストデミ

ほかのグループとかぶらない完全貸切のガイドなので、家族やカップルなどに人気です。水中スクーターではウミガメが見られるスポットを案内したり、スタッフが撮影した写真をプレゼントしたりと、嬉しいサービスも充実!

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