宮古島の海の素晴らしさを、 もっと多くの方に知ってもらいたい
ダイビングステーションKANCHI/カンチ
オーナー
神田 健志
Takeshi Kanda
ダイビングとの出会いは「ダイビングサークル」
地元の島根を出て、埼玉の大学に通いはじめた頃、ふと身近に自然がないことに寂しさを感じ、もっと自然を感じられる機会が欲しいと思うことがありました。
そんな時、他の大学に通っている友人が「ダイビングサークル」に入って楽しんでいる様子を見て、ダイビングに興味を持ちました。
そのままダイビングサークルに入り、伊豆や沖縄、小笠原など、いろんな場所でサークルのメンバーと一緒にダイビングを楽しみました。
就職活動を行う際、これまで自分がやってきたことを仕事に活かしたいと考え、ダイビングインストラクターになりたいと思いました。
ご縁でそのまま宮古島で働くことになりました
ダイビングサークルでいろんな所に潜りに行きましたが、沖縄の中でも宮古島にはまだ行ったことがなかったので、行ってみたいという思いもあり、宮古島でインストラクター試験を受けることにしました。
この時点では、インストラクターの資格が取れたら、どこで働くのかを地元に帰ってゆっくり考えよう。という気持ちでいました。
しかし、宮古島で出会った方がダイビングショップを紹介してくれ、そのままご縁で宮古島でインストラクターとして働かせてもらえることになりました。
宮古島で働きはじめるきっかけは、希望というよりもご縁でしたが、実際に潜った宮古島の海はとても素晴らしく、いつの間にかガイドをはじめて20年が経とうとしています。
第二子の誕生で独立を決意し、カンチを始動
もともと働いていたお店で一緒にスタッフをしていた美紀子と結婚し、夫婦でそのままショップに勤めながら2人の子供を授かりました。
第二子が生まれたタイミングで、やはり自分のお店を持ちたいという思いが強くなり、妻やオーナーに相談して独立させてもらうことにしました。
ショップ名は、宮古島の人が付けてくれた自分のあだ名KANCHI(カンチ)にしました。
宮古島に来てもう10年くらい経っていたので、島内でもあだ名が浸透していて、「カンチ」というショップ名にしたら、カンチがお店をはじめたんだな〜と地元の人に伝わりやすいとアドバイスをいただいたからです。
当初は恥ずかしさもありましたが、周りの人から「わかりやすい!」と言っていただけることが多く、このショップ名にして良かったと思っています。
念願だった自社ボートでお客様をご案内
独立してすぐは、妻には別の仕事をしてもらいながら、自分の方は他にスタッフも船もなく、日中は乗り合いボートでお客様を海にご案内し、夜はドラッグストアで働きながら生計を立てていました。
そんな生活を1年くらい続け、念願の自社ボートを購入し、知人に船長をお願いして、お客様をご案内できるようになりました。
そこからさらに多くのお客様をご案内できるようになり、今のボートは2代目で、3〜4年前に購入したものです。
新しいボートでは設備にこだわり、使い勝手がかなり良くなったので、もう前のボートに戻ることが考えられないほどです。
もちろんスタッフだけでなく、お客様にとっても居心地、使い心地の良いボートになっているので、ぜひ一度乗っていただきたいです。
スタッフが増え、細かなご要望への対応が可能に!
今ではスタッフが増え、ガイドできるスタッフが全員で4名いるので、お客様のレベルやご希望に合わせて、細かなチーム分けが可能になりました。
それぞれでガイディングのバリエーションが異なるので、これが今のカンチならではの強みになっていると思います。
僕の方では、もともとカメラを持ってはいたんですが、最近一眼レフを新たに購入し、勉強しているので、カメラがお好きな方や興味がある方に、今まで以上に寄り添ったご案内ができると考えています。
子どもと一緒に潜るのが、親子の楽しみに
今では2人の子どもも大きくなり、長女は中学2年生に、長男は小学4年生になりました。
中学生の長女はライセンスを取得し、ダイビングを楽しんでいるので、なるべく忙しくない日に一緒に船に乗り、海に潜るのが親子での楽しみになっています。
まだ小学生の長男も、体験ダイビングは経験していて、もう少し大きくなったらライセンス講習ができたらいいなと考えています。
これから思春期でむずかしい時期に入るのかもしれませんが、宮古島の海が僕と子どもたちの仲を取り持ってくれると信じています。
バリエーション豊かな宮古島の海の魅力
宮古島の海は透明度が高く、地形ポイントなどがとても有名になっていますが、宮古島の最大の魅力は、ポイントのバリエーションの豊富さです。
ダイビングサークル時代にいろんなポイントで潜ることがありましたが、その経験から比較しても、宮古島の海は本当に素晴らしいと感じていますし、「宮古島はいいね!」とお声がけいただくことも多いです。
地形でも深い水深を取らなくても楽しめるポイントもありますし、サンゴが群生しているポイントや、砂地が美しいポイントなど、時期やご要望に合わせて、いろんなポイントをご案内できます。
もちろん、深い水深を取ることでよりポイントのバリエーションが増えるので、より多くのポイントを楽しみたい方には、宮古島でのアドバンス講習もオススメです。