本当に好きなことなら大変でも一度は挑戦しようと ダイビングを仕事にする決意をしました

沖縄アクアマリン

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曽根 誠

Sone Makoto

小学生の時に読んだ漫画をきっかけにダイビングの世界に飛び込みました

ダイビングに興味を持ったのは、小学生の時にダイビングを題材にした漫画を読んだことがきっかけです。海の中はこんなに素敵なのか、潜りたい、という好奇心がずっと胸に残っていました。
実際にダイビングを経験したのは20歳くらいの時です。小学生の時に読んだダイビング漫画のことをずっと覚えており、大学のダイビングサークルに入りました。初めてのダイビングは、伊豆にある大瀬崎というダイビングポイントでした。水の中でレギュレーターを加え呼吸できることに感動し、漫画とのギャップを感じることなく、とにかく楽しかったことを覚えています。
ダイビングに打ち込んでいった理由は、僕自身が様々なダイビングショップで潜り「こんな風になりたい、こういう風に楽しませたい」という気持ちになったことが一つ。また、ダイビングはライセンスによってレベル分けがされています。一つ取得すると、さらに上を目指したくなる。その欲求をくすぐられたことも、ダイビングに夢中になった理由の一つです。

「本当に好きなことだったら大変でも一度挑戦してみたい」と思い、ダイビングを仕事にすることを決意しました

サークルに所属しダイビングをしていた時に、先輩たちが「趣味を仕事にするのは大変だよ、辛いよ」と、言っていたのを聞いていました。でも、自分は「本当に好きなことだったら大変でも一度は挑戦してみよう」と思い、ダイビングを仕事にする決意をしました。
その後オーストラリアに留学し、インストラクター資格を取得しましたが、資格を持っていてもすぐに使えるものではないと考え、まずは就職し勉強しようとダイビングショップの求人を調べました。その時、人数が多そうな沖縄は除外したんです。
なぜかというと、人数が多いところに就職しても、しっかりとした教育が自分にまで行き届かないのではないかと思ったからです。インストラクターの少ない場所、なおかつ暖かい島で潜りたいということで候補に上がったのが鹿児島にある離島の加計呂麻島でした。

お世話をしてくれたオーナーからの言葉が、僕の意識を変える一言になりました

奄美大島の加計呂麻島のダイビングショップで、7年間働きました。初めてのダイビングショップでの勤務でしたが、「大変」と思うことはありませんでした。オーナーさんがすごく長い目でお世話をしてくれる方で、しっかりとダイビングの知識やゲストへの対応について教えてくれました。
最初はのんびりと働いていたのですが、ある時「もう少ししっかりしよう」という言葉をオーナーから受け、それがきっかけで意識が変わりました。意識の変化が、ゲストを一番に優先させる、という行動にもつながっています。

曽根 誠さん

「どんな形でも思い出作りのお手伝いができる」のを目の当たりにし、それが今のダイビングスタイルに引き継がれています

加計呂麻島は、1,700人くらいの島です。集落ごとにまとまって動いており、ショップのある集落に、当時70〜80歳くらいのおばあちゃんがいました。ショップのオーナーさんと仲が良くて、「今日も皆んな頑張ってね」と他愛もない話の中で「海良いね、潜りたいな」ということも言っていました。それなら、叶えてあげようとオーナーがおばあちゃんのことをダイビングに連れて行ったんです。ウェットスーツを着て、海に浸かっただけのダイビングは、はたから見ると「ダイビング」と言えるようなものではなかったのですが、その時のおばあちゃんがものすごく嬉しそうでした。
そのダイビングを経験してから、何年経っても「あれ面白かったね」とおばあちゃんは言ってくれていました。年齢で線引きをせず、やりたいという気持ちに応え思い出を作るお手伝いをする。こういう楽しませ方もダイビングにはあるんだなとすごく印象に残っています。この経験が、今の僕のダイビングのスタイルにも引き継がれています。

曽根 誠さん

海が好きで、人が好きなので「ダイビングインストラクター」という仕事をすごく楽しめています

加計呂麻島で働いている時に結婚しました。妻自身もダイバーで、以前那覇で仕事をしていたこともあり、沖縄に移住しダイビングの仕事を続けることになりました。
移住しすぐにダイビングショップで働き出したのですが、島でゆったりしているイメージとは違い、すごく忙しく必死でした。もう少し、人と濃密な時間をゆったり取りたいという気持ちが芽生えていましたね。
那覇のショップでの勤務を約3年経たころ、ご縁があり「もっと一人ひとりのニーズに応えるショップにしたい」という想いから、今のマリンハウスを引き継ぎ2020年に法人を立ち上げました。ショップを引き継いでから今まで、大変だと思ったことはないです。自分が必死に走っている時は、他の人から「頑張ってるね、大変そうだね」と言われてもそうは思わないと思います。

また、人が好きなので、ショップにたくさんの人がきてもらって色々な人と出会いたいと思っています。人が好きな理由は、加計呂麻島で働いていた時、ゲストの方に「あの子大丈夫?」と心配されるくらい仕事ができない時代がありました。それでもオーナーや、出会った人たちに育ててもらい、徐々に成長することができました。自分の知らないことを教えてもらったり、意見をもらったりして成長できることはとても貴重だと思います。
海が好きでダイビングをしているのはもちろんですが、人が好きというのもダイビングをしている理由の一つです。「ダイビングインストラクター」という仕事をすごく楽しめています。

ダイビングの経験が少ない方の不安をショップに来る前から帰った後までしっかりとケアしています

ショップに来るゲストは、ライセンスを持っていない観光客の方が多いです。ゲストにはせっかく旅行で来ているならゆったりして欲しいので、出港の時間を遅くしています。
また、沖縄の海は昼の時間だけではなく夕方や夜の時間帯も面白いんだよ、というのを積極的に発信しています。「一人ひとりのニーズに応えるショップにしたい」というショップのスタイルを適えるために、自社船も本来31人乗れるのに対し最大でも半分の人数しか乗せず、一人ひとりに向き合って不安を感じている方のケアをしています。初めてダイビングに来られる方は不安も多いです。そういった不安に対しては、予約が入った時点からメールや電話で話を聞き、船酔い対策は何が一番良いかといった情報など、事前に防げる不安は防ぐようにケアをしています。
実際に船に乗ってからは、表情や会話からどの辺りに不安を感じているのかを常に気を張っています。やっぱり怖くて潜れない、という方には無理してダイビングをさせるのではなく、心のケアをしています。ショップでは、ゲスト一人ひとりのケアを重視しているので、担当しているゲストだけではなく、すべてのゲストのケアを心がけています。
ツアーが終わった後も、次回沖縄に来た時のための情報を添え、具体的なイメージが膨らむように「今日の沖縄は快晴です」とか、「すごいクジラを見ました!」という文を考えてメールを送信しています。ショップに来る前から帰った後までのケアのおかげで、リピーターさんも増えてくれています。

せっかく海での遊びを提供しているので、いろいろな遊び方を提案し、「沖縄」全体を楽しんでほしいです

ショップは行くまでの時間が短く、ゲストの負担が小さいチービシに行くことが多いです。慶良間エリアにも関わらず、あまり知られていないけれども綺麗な点もチービシによく行く理由の一つです。僕がプライベートでも好きなダイビングポイントはチービシ諸島の中にあるクエフ島です。ここはサンゴがすごく綺麗なので、ゲストもご案内しています。
また、せっかく海での遊びを提供しているので、体験ダイビングやシュノーケルだけで終わらせたくなく、ダイビング以外のいろいろな海の遊び方の提案をしています。例えば、那覇から出港し、慶良間に行きつつ夕日を見るプランなど「沖縄」全体を楽しんでもらいたいです。

曽根 誠さん

お客様には「ハッピー」を提供したいと思っています

常々お客様には「ハッピー」を提供したいと思っています。写真をプレゼントする、良い写真を撮ってあげる、ウミガメと遭遇する、など人によってハッピーは違うかとは思いますが、その人が求めていることで幸せを感じてくれたら、その幸せは連鎖すると思っています。
自然を目の当たりにすると、皆さん感情が素直になります。その時のゲストの表情を見てその人が求め、ハッピーになれることを提案しています。自分の好きな海を案内して、「ありがとう」と言われるダイビングという商売は本当素敵ですよね。大学のサークル時代に先輩が言っていた「好きなことを仕事にすると大変」という言葉を常に頭にあって、それが見事に覆ったと思っています。

ボートナイトダイビングを今後ショップとして提供し、皆さんにも楽しんでいただきたいです

ライセンスを持っているけれどもナイトダイビングをしたことがないダイバーさんは多いと思います。沖縄にはこれだけ良いダイビングの環境があるのに、ナイトダイビングといったら大概ビーチでの対応です。けれど、アクアマリンは船も出しているのであまり体験できないボートでのナイトダイビングを今後ショップで提供したいと思っています。夜、暗くなる前に出港し、サンセットを見ながらポイントに行き潜る。海から上がると星空を楽しむ。この景色を知っている人は少ないと思うし、僕が経験して素敵だなと思うことを皆にもぜひ共有したいです。

DWG編集者

編集後記

スタッフさんともまるで兄弟のように仲良く話し、初めての対面でも壁を感じない人柄は、「人が好き」という曽根さんの性格が成せる空気感だと思います。曽根さんがいろいろな方から成長させてもらった恩返しに、ショップではたくさんの方を喜ばせ、ハッピーを届ける工夫をされていました。沖縄の海の魅力を存分に楽しむことができる、アクアマリンさんの海プラン、ぜひ一度体験してみてください。

曽根 誠さんが所属する
ダイビングショップ

沖縄アクアマリン

沖縄本島エリア/那覇市

沖縄アクアマリン

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